鉄道神社
小海線の野辺山駅と清里駅の間にある
JR最高地点に全国的にも珍しい
ご神体が祀られている「鉄道神社」
JR線最高地点を旅する人々の道中の安全と地域の繁栄の為に
2005年4月26日に建てられました
(偶然にも福知山線事故の翌日)
祀られている車輪は
かつて実際に小海線を走っていた
C56型蒸気機関車の主動輪
この主動輪は太平洋戦争時に供出され
タイで輸送任務を担ったC56の物を戦後
有名な鉄道写真家である故塚本和也氏
が私費で主動輪を持ち帰り
東京の自宅で保管後
村に寄付し野辺山駅に展示されていた物
日本からタイへ
そしてまた日本へと
羽陽曲折しながら戻ってきた主動軸は
無事に帰る事を祈るのに御利益があるのでしょうね
1対の車輪は「対」であることから
夫婦円満や縁結びにも効果があるんですって
車輪の置かれた大きな石の中心上部に見える
「I」の形をしたものが珍しいご神体の正体で
なんと「レール」!なんです‼
枕木の参道や賽銭箱
お参りする時の鈴がレールを固定する犬釘など
鉄道に縁があるものばかりで造られています
幸福と合格祈願に訪れる人々が増えているそうです
最高地点の1375m標高の数字を読むと
「ヒトミナコウフク=幸福・ヒトミナゴウカク=合格」
2月や3月には受験生が訪れるそうですが
鉄道神社なだけに狭き門の鉄道業種への
就職祈願の方も多いそうです
鉄道最高地点神社の絵馬や千社札は
近くの「レストラン最高地点」で手に入ります